85年デビュー組のラストを飾るのは、トップバラドルの名を欲しいままにした井森美幸。

ちなみに、85年デビュー組は、他に・石野陽子・網浜直子・ツインキー・森下恵理・宮里久美・奥田圭子・岡本舞子・橋本美加子・佐野量子・なんかがいました。

さて井森美幸。

権威あるホリプロスカウトキャラバンで伝説のダンスを披露して。その伝説のダンスが決め手になった…かは定かでないが、何と後の大女優鈴木保奈美やイカ天のマスコット・相原勇を蹴落として堂々のグランプリ受賞。

堀ちえみで美味しい思いをしたものの、続く大沢逸美&田中久美がコケっとしたホリプロとしては、何としても井森美幸を売りまくりたい感満載で。

現在の井森美幸を予言するかのようなキャッチコピー《井森美幸16才・まだ誰のものでもありません》のもと《瞳の誓い》で大々的にデビュー。デビュー曲からCMタイアップがつく厚待遇。さて結果は…

最高位32位・4.1万枚。まぁ世の中はそんなもんだろ(笑)でも井森美幸の初々しさによく合った良い曲だったが。

ただ、やはり大手1押しと言うこともあり、《としごろ》時の山口百恵同様、売り上げの割りにテレビ&雑誌の露出度は半端なかったよなぁ。

そして、年の初めの音楽祭・メガロポリス歌謡祭では優秀新人エメラルド賞を受賞。他の音楽祭でも常に5~7番手くらいをキープ。

翌年もテレビドラマ主演等トップアイドル並みの待遇で活躍していたが、さすがにレコードセールスが全く震わず、同期のおニャン子クラブ・斉藤由貴・本田美奈子・中山美穂・芳本美代子に大きく差を付けられ。その内、榊原郁恵のバーター的出演をしつつ、バラエティーにシフトチェンジ。

これが功を奏し、森口博子・松本明子・山瀬まみらと《元祖バラドル》と呼ばれるほどの大活躍。気がつけば、同期の中で最も息が長いタレントに成長。

以前、アイドル大集合的番組で、松本伊代・堀ちえみ・国生さゆり・モーニング娘。等が出演の中、井森美幸は《芸人側》に着席。それがメチャクチャ面白く、そしてちょっと寂しかった(笑)

歌を披露する機会はなかなかないと思うが、これからもバラエティーで我々に笑顔の花を咲かせていただきたい。
⬛井森美幸売り上げTop5

1位…瞳の誓い
2位…99粒の涙
3位…乙女心ウラハラ
4位…恋は理解力
5位…セピア・あなた・かも

⬛俺が好きな井森美幸の曲

1位…瞳の誓い
2位…乙女心ウラハラ
3位…99粒の涙
4位…吐息まじりに恋をして
5位…恋は理解力